タイビジネス事情

Business Circumstances of Thailand

大阪でのセミナー

2017.08.14
久しぶりのブログ更新になります。

8月の1日から3日まで、三日間連続で、大阪にてセミナーを開催しました。

最初の二日間は、タイと日本の税務の違いに焦点を当てたセミナーでした。

 

タイに現地法人がある日系企業で、日本本社からタイ現地法人の管理を担当をしている方向けのセミナーでした。
タイと日本の税務の違いに焦点を当てて、法人税、源泉税、VAT、個人所得税と、2時間で内容を凝縮した、
中身の濃いセミナーでしたが、皆さん非常に熱心に聞いてくださりました。
セミナー後のアンケートでも、
「こういった日本のタイ担当者向けのセミナー(情報を含め)を、もっと必要だと感じている」

と言う意見が多く、日本でもやるべきことがあるんだ…、と感じた次第です。

 

最終日の83日は、国際税務である「移転価格税制 を専門にしている押方先生とのジョイントセミナーで、

私のパートは、現在のタイ情勢や投資環境を初め、タイビジネス事業と税務リスクに関するセミナー
をさせていただきました。
こちらはタイの税務だけではなく、投資関連、外資規制、労務等の話にも触れましたので、

質問内容も非常に多岐にわたるものでした。

 

3日間のセミナーを通じて感じた事は、タイなどの海外投資に関する投資セミナーはあっても、
海外進出後に、海外の現地法人でのオペレーションに関する情報と言うのは、
日本では、非常に情報が少ない現状があるのではないかと感じました。
日本からタイの現地法人をサポートされている方々に、必要な情報を今後もお伝えできるよう、
セミナー開催や情報提供を、今後も続けていきたい、と考えています。
海外進出の際には、まず第一ステップは、現地法人の立ち上げですが、
第二ステップは、現地法人のビジネスをいかに軌道に載せ、成功させるかです。
最初の3、4年が勝負です。

まずはタイでの既存のお客様の、会計・税務サービスのニーズをしっかり満たしつつ、
それとは別に、タイの税務やオペレーションでお困りの企業向けに、

様々な形で必要な情報提供していけるよう、コツコツ積み上げていきたいと思います。

 

それにしても、大阪での移動は歩く量が多いですね!
バンコクでは、車での移動が多いのと、電車に乗っても、乗り換えなどで歩く距離は短いので
久しぶりに靴ズレになるほど歩きました(笑)。